2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

読書3 まひるまの星 吉永南央

コーヒー豆と雑貨を商う草という老婆が、身の回りで起こるささやかな謎を解くミステリー仕立ての小説。シリーズ化されていて人の気持ちのすれ違いや、誤解を解きほぐしながら、関係を修復して行く優しい物語だから、気負わずに読めて読後感も爽やか。出てく…

読書2、恋の姿勢で 山田太一

太一作品だから図書館で借りました。 34歳婚約者に、突然別れ話をされて、アメリカで瞑想なるものにいこうと決意。その前に泊まってホテルで、うなされる男性と出会い一夜を共に。翌日、少し遅れて瞑想の場に着くと、その彼がそこにいて。それは偶然なのか?…

映画二本、テーマは勇気

ウィンストンチャーチルを観た。アカデミーを受賞した辻さんの技術も見たくて。自然な表情、苛立ちや、不満、驚きまで。迷いもある中で、原点に立ち返らせてくれたのは、彼に不満を持ちつつも任命したイギリス宮殿。国民の声を聞けとのアドバイスで、地下鉄…

読書1、赤毛のアンナ 神保祐一

もちろん、あの有名なカナダの小説赤毛のアンに因んだタイトル。孤児になった子供たちが生活する園で育った安那は高校を卒業後、一緒にそこで育った仲間や、普通の家庭で育ち、学校で友達になった人たちと疎遠になる。そんな時に、安那が男を刺して逮捕され…