読書3 まひるまの星 吉永南央

コーヒー豆と雑貨を商う草という老婆が、身の回りで起こるささやかな謎を解くミステリー仕立ての小説。シリーズ化されていて人の気持ちのすれ違いや、誤解を解きほぐしながら、関係を修復して行く優しい物語だから、気負わずに読めて読後感も爽やか。出てくる素朴な料理や、着物や焼き物の扱われ方も素敵。